Wurdah Itah 原初の姿2

7 年前にこんなことを書きました.
Wurdah Itah 原初の姿 - Malawëlëkaahm

昨日ふと Youtube を見ていたらカラーの完全版みたいなものがアップロードされていて思わず見入ってしまったのですが, あいにく URL を控えておかなかったのでまた探しています. 見つけたらここでご紹介します.


(2014/08/23 見つけました)

MAGMA ẀURDAH ÏTAH (première partie)

MAGMA ẀURDAH ÏTAH (seconde partie)

MAGMA ẀURDAH ÏTAH (troisième et dernière partie)





最近プログレ情報を追ってないのでこの手の極少数の人に需要のある情報への嗅覚が鈍っている気がします.
King Crimson が再結成したのすら知らなかったし...

『Mythes & Legendes epok V 神話と伝説〜第五章〜』(2013)

  1. Attahk (Retrovision) アターク (レトロヴィジョン) 新たなる闘いの序章 (20:27)
  2. Riah Sahiltaahk リア・サヒルターク - 孤高のコバイア人の末路 (23:19)
  3. Dondai ドンダイ - 永遠の愛へ (9:08)
  4. Felicite Thosz フェリシテ・トス (30:52)
  5. Slag Tanz シュラグ・タンズ (17:15)
  6. Maahnt マーント - せめぎ合う力vs力 (8:44)


 見ての通り 2011 年 6 月 30 日, 及び 7 月 1, 2 日のライブから収録された, 神話と伝説シリーズの第五章です. 前回から何年経っているんでしょうか. 内容の方は, 今までの神話と伝説シリーズで取りこぼしてきたものをやってみたという感じの比較的穏やかなものでした. 個人的には新曲 2 つ, というか Felicite Thosz の公式ライブ盤初お披露目が楽しみで, 他のはあまり期待していなかったのですが, 案の定特に何とも言えない内容でした.
 Felicite Thosz はここ最近はスタジオ版ばかり聞いていたので, ライブ版になると人数の問題でどうしてもコーラスが寂しくなってしまうのが気になりました. また, ピアノソロは今回は若干不発気味でこれまた残念でした. しかしながらその後のパートでブソネが鬼神の如くベースを弾きまくっていて, クリスチャンの絶唱パートを経て(マイク宙づりはやめたのでしょうか?)コーダまで突撃する様は実に凶悪でした. 主な見所はここ(だけ)でした.


 

『Felicite Thosz』(2012)

 


1. Felicite Thosz, 至福のトス (28:06)
2. Les Hommes Sont Venus, 諸人来りて (4:18)


 3-4 年程前からライブで演奏されていたこともあり, 多くの方は既に耳タコレベルで聴き倒されていたことと思います. 今更レビューも無いと思いますが, スタジオ録音版では例によって Christian の絶唱多重録音やコーダ部分に謎の読経付け足しのおまけ要素がありますので, いないと思いますが聴いていない方は必ず聴きましょう. なお途中のピアノソロは 2009/02/13 か 2009/02/21 の演奏のものが良いです. 特に 02/21 の方は最後の Christian 絶唱部分も壁を殴って穴を空けたくなる程良いです.
 Felicite Thosz の尺から考えて私はてっきり Slag Tanz あたりが併録されるものと踏んでいたのですが, 2 曲目は新曲で, lihns 系の"ちょっとした曲"です.


 Kohntark(osz) や Mekanik Zain を聴いて満足できる耳をお持ちの方にはおすすめできません. どちらかというと Wurdah Itah や Zess など強烈な謎掛けを提供するものを好む方におすすめします.